本日、手元に届いた「7°CN」。
すでに、韓国の音楽番組でカムバックした後なので、タイトル曲「헷갈리게 (Between Us)」だけでなく、「It’s You」と「When I Was Young」は聞いていた。…という楽しみ半減な時差の大きい到着(苦笑)。
歌詞は…やはり改行なし。
さて、アルバムを通しで聞いての印象は、流行りライン攻めまくるEDM(Electronic Dance Music)ポップや~ん、である。
「헷갈리게 (Between Us)」と「It’s You」は、ニューヨークのシンガーソングライター兼プロデューサー、J-Hype(本名ジャスティン・ラインシュタイン(Justin Reinstein))とヨンファの共作である。韓国の記事で、ヨンファは彼と英語でやりとりしたとある。「SHAKE」プロモーション、LineLIVEでヨンファの英語テンションが高かったのはこのせいだったのか(笑)。
Justin Reinsteinのインスタグラム
https://www.instagram.com/jhypemusic/
「헷갈리게 (Between Us)」のヨンファボーカルが力強い。隙なく始まり後半に向けてどんどん力強くなっていく。聞いていて気持ちがいい。歌詞は「これ(が)俺たち二人の終わりなのか始まりなのか」…相手の気持ちを確認したいけれど確認する勇気がまだない、それでもどんどん熱くなっていく男のもどかしい気持ちを歌っている。
いや、確認すればよくね?失敗したら関係が終わってしまうからこわいのか。この感情が私にはよく理解できない。
聞けばいいじゃん、すっきりするじゃん
って言えるのは女だからだ、と昔ある人(男)に言われたことがある。
野郎はなかなか言えないんだ。告白して終わってしまうほうがつらいから、告白せずに友達の関係が続くほうを選んでしまう。女には理解できないかもしれんが、そういう軟弱な部分を持っている。
私は、それは動物としてだめなんじゃないか?とか、相手の女は待っているかもしれないじゃないか?と反論してみたが、話は平行線のままだった。
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だから、この曲の歌詞を見たときに、あ~!あれだ!私の理解できないあれだ!と思い出した(笑)。国は違えど同じなんだ…(笑)
「It’s You」は彼女に会えるのがうれしそう。うきうきした気持ちを軽く明るく歌っている。
ジョンヒョン曲の「끊지마(Calling You)」は、電話の呼び出しのような音から始まる。コーラスが跳ねるようだ。
同じくジョンヒョンの「When I Was Young」。まるで「EDM○○選」に選ばれそうな曲。子どもの頃に戻りたい。エキゾチックなメロディだ。
「마니또(Manito)」は、ジョンシンの曲だ。マニトはイタリア語で「秘密の友達」を意味する。マニトって名前の韓国の遊びがあるらしい。温かい愛情、切ない曲だ。
最後の曲は、日本のアルバム「EUPHORIA」に収録されている「Royal Rumble」の韓国語歌詞版である。日本語歌詞の気持ち悪さ(音の乗せ方が気持ち悪いという意味)が消えてメロディに集中できる。タイトルはアメリカのプロレスロイヤルランブルマッチを指す。30人で行われるサバイバル試合で、最後に残った人が勝ちというルールらしい。歌詞と曲はややミスマッチ感がある(これは私だけかも…)が、これは試合を見てないからかもしれない。
総じて失恋曲の多かったCNBLUEだったが、今回は恋愛ポップなアルバムである。FNC ENTERTAINMENTはFTISLANDと差別化しロックバンドとポップバンドにわけたのかと勘繰りたくもなるが、実際はメンバーが望む方向かもしれない。流行に敏感で器用なヨンファ。でも、ビルボード1位が目標ならば、流行は自分で作っていくはず。まだまだ可能性を秘めた若者たちに期待している。