株価暴落と為替による投資リスク

8月5日、日経平均株価が下落し、令和のブラックマンデーとニュースは大騒ぎだった。その後も株価は乱高下している。株の現物取引は含み損でも耐えられるが、信用取引は大損を出す場合もあり、危険が伴う。

為替のドル円は、7月に入って1ドル161円にも達していたが、7月11日夜に政府・日銀の介入、ユーロ円のレートチェック、介入が行われたため円高へ推移した。また、米国の経済指標の悪化や9月利下げの観測もあり、この円買介入はすばらしい(?)タイミングだった。

日銀の植田総裁が7月31日に発表した追加利上げ(政策金利0.25%)は、今後の利上げについても強気の会見をし、為替はさらに円高へ推移した。8月5日には一時141円台になった。

私はFX(外国為替証拠金取引)をしているので、円高方向へ進んでいるのをずっと眺めていた。7月米国株の下落もFX関連のニュースで見ていた。日経平均株価も8月2日に下落していた。

円安の影響なのか、企業努力なのか、今年初めから株価がどんどん上がっていったが、私は出遅れて株取引は出来ず、いつかくる買い時を待っていた。だから、暴落ニュースを見ても、ああ、その時が近くなったなという印象しかなかった。もちろん、まだ買ってはいないが(←ダメじゃん)。自分には銘柄選びは難易度が高く、探していても眠くなってしまう。

保有している投資信託は当然下がったし、なんなら含み損が出ている。以前NISAと新NISAで保有していた分は2月に利確したため、現在の痛みは少ない。長期保有が目的の積立NISAだが、荒れそうな予想をしていたのでとりあえず解約したのだ。結果としてその後かなり値上がりしたので、恩恵を逃してしまったことになる。まあ、私は投資初心者だから長い目で見るともったいないことをしているのだろうが、この行動は初心者あるあるかもしれない。

投資家や経済アナリストの動画を見たり、記事を読んだりしていると、それぞれ見方が違っていておもしろい。特に「予想」はあくまでも予想なので、先の読み方が違う。今年前半の株価上昇に、ある専門家は「バブルだ」と言っていたり、またある専門家は「いやもっと上昇する」と予想していたり。

投資は自己責任だ。専門家の意見を信じ切ってはいけない。色々な情報の取捨選択が必要だ。投資のリスクは常に考えているつもりだが、この先もどんなことが起きるかわからない。注意しつつ投資の勉強を続けるつもりだ。