2016.5.31
大阪城ホール。行ってきた。
チケットは一般席2度落選し
「ああ、ヨンファとは縁がないんだな」
とマジへこんだ。2日間悩んだ後、バックスタンド席を購入した。
小倉から新幹線に乗って新大阪へ。まず、小倉行きのJR列車時刻を前日に確認した。自宅は10:30に出発する予定だ。当日、何となく胸騒ぎがしたので、JR九州のサイトで運行状態の確認。
え???運休!?
「やっぱ、ヨンファとは縁がないんかな」
とつぶやく。調べるとJR運休のせいで、バスもかなりの遅れが出ている様子。どうしよう。
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結局、息子に小倉まで送ってもらった。息子すまない。でも感謝。
小倉駅に着いて、インターネット予約した切符を発行する。おとなびWEB早特ってのを使う。50歳から使えるらしい。50歳になって初めてお得感。
出発時刻まで時間があるので駅ビルのお店をうろうろ。
早めに構内に入る。2本新幹線を見送る。
指定席へ座る。発車しすぐトンネルへ。しばらくすると、アナウンスが…
え???姫路駅で人身事故!?
新岩国駅で緊急停車。間に合うのか?
「やっぱヨンファとは縁がないんかな」
とため息。結局、一時間遅れで、新大阪到着。すぐ運行状況を確認する。
事故は?運休は?
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おお、大丈夫なようだ。今のうちにさっさと大阪駅へ。
何事もなく大阪駅から環状線で大阪城公園駅に到着したときは、ほんとうにホッとした。
「少しは縁があるのかも。ヨンファと」
大阪城ホールの前は人がごった返していた。女、女、女。結構年配率高くね?男は?
あたりを見回して確認できた男人数は約10名。8000人くらいが母数とすると、おそらく0.03%の男率じゃないかと予想する。
本当にロックバンド??演歌のアイドル歌手じゃね?
そしてこんなにおばちゃんが多いとは…。なんだかヨンファが可哀想になる。若い世代に来てほしいだろうに。男にもたくさん来てほしいだろうに。いや、真っ先に自分が来ていることが迷惑なのかも…。
会社が金儲けとして考えるならば、観客は誰でもいいはず。でも、ライブする側を想像すると…萎えるかも。
もし、私がヨンファくらいの歳でライブやるなら、若い子に来てほしい。同性に来てほしい。おっさん(ヨンファにはおばちゃん)だらけは…ちょっと…。でもお客さんだし、楽しんでほしいし、気持ち切り替えて頑張る。だから、ヨンファも頑張るはず。
席はステージ真裏の後ろ2Fだった。距離があるので、人間が動いていることが認識できる程度。バックスタンド席はステージに近いとはいうものの、これじゃ…。
オープニングアクトのFNC練習生たちがダンスチームとバンドチームで1曲ずつ披露した。なんか、裏方が丸見え。ステージに気持ちが入り込めない。バンドの音も違和感を感じる。
不安を覚える。
CNBLUEはPUZZLEで登場。バックスタンドも即総立ち。音は違和感なかった。
でも、やっぱりステージに気持ちが入り込めない。蚊帳の外にいる感じがする。となりの席の人が昔のディスコのようなスウィングをしてる。
まさか、ずっとこんな蚊帳の外のまま続くのか…
ヨンファは走り回ってバックスタンド席の前にも何度も来てくれた。時々振り返って両手を挙げてくれた。客席ウェーブもした。
「신데렐라 (Cinderella)」も「이렇게 예뻤나(YOU’RE SO FINE)」も「YOUNG FOREVER」も歌詞丸暗記し、いつでもひとりで歌えるレベルまで練習してる。いっしょに歌っての許可が下りたので、思い切り声を出して歌った。その前からほとんどの曲は口パクしていた。
ああ、でも期待値が高すぎて?一体感を得られない。初めて生のヨンファを見たはずなのに動画と変わらない。モニターを見るとヨンファが大きく映し出され客席を挑発してる。でも、私はヨンファの後姿を見てる。つまり、私の方向に熱が向かっていない。私は蚊帳の外。空しい。これがバックスタンド席なんだ。
昔から私は人の後姿が好きだ。無防備だったり。寂しげだったり。でも、ライブの後姿は…好きじゃないようだ。
そもそも初めてのCNBLUEライブにバックスタンド席は選択ミスだったのかも。抽選に外れた時点であきらめるかバックスタンド席かを選択しなければならなかった。それでも、やっぱりライブに行くことはあきらめきれなかったから仕方ない。
Wアンコールにも「신데렐라 (Cinderella)」で応えてくれた。でも、いいライブだったと言えない。
たとえば「eclipse」はヨンファのコーラスがあって成り立つ曲だと思う。ジョンヒョンボーカルでヨンファコーラスが私のツボだからかもしれない。ギターだけ弾いてるのって後ろからじゃ見えない。気持ちよくのれなかったのはセットリストのせい?
初めて来た人達が「次も来たい!」と思えるような感動がほしかった。置いてけぼりがいたという事実。
そもそもBOICE(ファンクラブの名称)メンバーばかりだと思っているような。
ファッション雑誌ELLEのインタビューでヨンファが「今回来てくれた観客が次の公演にも来てくれるという保障はない。観客にとって初めてであり、最後のコンサートになるかもと思ったら、油断はできない」ってコメントしてたけど、その熱量みんなに伝わってると思ってんのかな?
熱量を感じたら体が熱くなる。「In my head」の演出、ガス臭い炎は要らない。音が身体に浸み込む感じがほしい。台本通りにステージをこなしているように見えるのも減点。ヨンファは観客をよく読み取っているって聞いたけど、熱量まで演出しているんだったら伝わらない。
これは、上手になって回数をこなしてくると陥りやすい傾向なのかもしれない。本当に「観客にとって最後のコンサートになるかも」と危機感を感じているなら管理ではなく、全身全霊でぶつかってくるはず。どこか演技している感がした。
もしかしたら、それはおばちゃん達相手だからかもしれない。モチベーションは観客によっても変わるよね?他の国の若い人たちが相手なら違うのかもね。それも否めない。でも、それじゃ男つかめなくね?ロックバンドは男をつかまなきゃ。いや、つかんでほしいという希望だけど。
オフィシャルグッズでペンライト販売しているくらいだから、やっぱアイドルなんだよね。
ロックバンドだと思ってた自分がおかしいのか。うん…やるせない。
ライブ後は京橋の居酒屋で。
ライブでたいしたエネルギー使わなかったけど疲れた。だから、ビールは美味かった。
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追記:ライブDVDはおすすめ!よく見えるから(笑)見ると行きたくなる!