ヨンファが配属されたのは第1野戦軍司令部の第2軍団第702特攻連隊。江原道華川郡にある。
韓国の陸軍編成は、陸軍本部、第1野戦軍、第2作戦司令部、第2野戦軍である。
彼が3/5に入隊し基礎訓練を受けたのは、同じく第2運団の第15歩兵師団(勝利新兵教育隊)である。江原道華川郡にある。
スポンサーリンク
検索してわかったこと。
namu.wiki、wikipediaより引用
第1野戦軍司令部の管轄区域は、軍事境界線(38度線)DMZ(非武装地帯)側にある韓国東部戦線である。江原道(カンウォンド강원도)地域であり、第2軍団、第3軍団、第8軍団がある。
第2軍団は、江原道華川郡と鉄原郡一帯の中東部戦線を死守する鉄柵部隊を中心に構成された軍団である。
第2軍団所属の第702特攻連隊(不死鳥部隊)は、1982年国軍の日(10月1日)に作られた最初の特攻連隊である。
グーグルマップで見るとまさに山岳地帯である。
入営後6ヶ月で9日の休暇、12ヶ月で10日、18ヶ月で9日の合計28日。
徴兵による兵役判定検査により現役で入隊した場合は、二等兵である。それから一等兵へ昇格し服務満了時の階級は兵長となる。
2013年から階級別服務期間が二等兵 3ヶ月、一等兵 7ヶ月、伍長 7ヶ月、兵長残り期間(陸軍は4ヶ月、海軍は6ヶ月、空軍は7ヶ月)に変更された。
よってヨンファは現在、二等兵である。特攻連隊は特殊部隊である。特殊な戦いをする部隊なので特殊なトレーニングをする。トレーニングは一般の歩兵と比べ強度が高い。強靭な肉体と体力が必要となる。ただ志願してなれるものではない。
基礎軍事訓練で優秀だと認められ、特殊な軍務を志願したヨンファ。
もし、私が韓国民ならば敬意を表する。
しかし、私は日本国民。
そして、韓国に興味があるわけでもない。ただ、ヨンファが好きという理由だけで韓国語を勉強しているが、韓国へ行く予定もない。
それでも、国というカタチや民族という分け方に疑問は感じている。
もちろん、人間でなくても争いは生じる。
捕食することを前提に考えると、生存競争である。争いはどこかで起こっている。
例えば、キリンの首が長くなった理由は、種が生き残るためだと言われている。
生き残るためにそれぞれの種は努力している。それが進化につながる。
ヒトも種である。同じ種であれ、違う種であれ、これ以上かかわってほしくない。そんな領域がある。
そこでお互いが、ここは自分の領域だと主張したとき争いという形になる。土地でも目に見えない心の領域でも。
戦争などしないでほしい。でも、領域を侵害されたら戦うしかない。攻撃されたら逃げるか戦うしかない。
大切なものを守るために動くしかない。そこに、すべてに通じる正義などない。
個人が大切だと思うものを守ろうとする。大切なものは、その根底ある国というカタチや文化や言語などの民族意識が道徳というカタチで変わってくる。
そして、お互いが正義を主張する。
戦後の日本に生まれてよかったと思うのは徴兵がないことだ。以前の記事でも書いたが私には息子がいる。息子が徴兵され、志願して特攻連隊に配属という事態になったら、国民の敬意なんてどうでもいいからリスクの低い部隊へ配属希望してほしかったと思うだろう。
確かに現在、朝鮮戦争は休戦中で、戦争中の国とは比にならない。でも、今後どんな任務があるかわからない。
特攻連隊とは、最前線の戦闘要員である。
以下namu.wikiより引用
特攻部隊信条
1.血がわく私の若さを祖国に捧げる。
2.素敵に生きて死ぬ。
3.卑屈せず最後まで戦って勝つ。
4.強靭な体力と野性的な気迫を養う。
5.必ず世界最強の特攻勇士になる。
ヨンファの柔らかな姿と秘めた姿を想像している。考えてみると私はヨンファをほとんど知らない。
今の決断がすべてであるということ。小さな決断も大きな決断もすべて今につながっている。ヨンファに関する事件もなにかの決断の結果である。
連なる決断の結果、厳しい状況下でも自分以外のなにかを守れるように訓練をしているヨンファ。
私も環境は違うけれど、自分がどうすべきか考えている。私にも守るものがあるから。連なる決断の今があるから、ポンコツな私も努力し続けるしかない。